2015年12月12日(土)

身延山での先輩相次いで遷化(せんげ)

私にとって身延山久遠寺はお坊さんになる決心をしたお寺です。
大學はどうにか卒業出来たけれど、どうやって暮らしていくのか
まったく考えてもいなかったのですが
両親の勧めるままに、一年間の僧道実修生活に入りました。

直前までナイトクラブでピアノを演奏したりしていました。
ようするに小遣い稼ぎだったのですが
夜の生活で大人の世界を少し覗き見しました。

男の値打ちは使える小遣いの金額で
女の値打ちは貢ぐ男の数で決まるとか
騙し、騙されのばかしあい。
そんな事ばかり見ておりました。

さて、田舎の山奥の大寺に入って
身も心も清められたのかというと
大違いでした。
先輩方には迷惑をかける連続。
超低空飛行というのか、やっとの事で
修行をして、僧侶の資格をなんとか得て
一年の修行を終えましたが、
無事に一年を過ごせたのも
よい先輩に巡り合えたからです。
まじめにお経の練習に打ち込んだり
古文書の勉強にも頑張れたのは
先輩の手取り足とりという世話があっての事でした。
10月の27日と11月10日に相次いでその二人の先輩が
亡くなられました。
お坊さんが亡くなることを遷化(せんげ)といいます。
別の次元の世界に行って
新たな場所で布教をするという意味です。
だから「安らかにお眠り下さい」という挨拶はしません。
あの世にお引っ越しして新たにご信者さまの前で
布教を続けて下さい。お世話になりました。

 

2015/12/12 15:34 | 写真アルバム | コメント(0)

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