2014年10月22日(水)

止観(数息観)

止観(しかん)とは自分の内なる世界を観ることであります。

お経を唱える時の準備段階に入る方法論として説かれているものです。
 
日々のお勤めの際に 
座るときに有効な 
止観の基本をここで具体的に解説してみましょう。 
 
浄心行(深心行) 
静座の仕方の説明と息の出し入れについて 
 
正身端座(しょうしんたんざ) 
 
まず座り方の説明です。 
 
正座の基本型 
 
足の親指をそろえ、尻をおちつけ 
両方の膝をにぎりこぶし二つぶんくらい開いて 
下腹を前に出すようにして、 
腰をたてて、背筋をのばし頭をまっすぐにして 
あごをひき、 
後頭部で天井をつきあげるようなイメージをもちます。 
 
両方の手を前にたれ、右の手のひらに左手をのせ、 
両方のおや指のあたまが 
つきあうようにし、 
ちょうど珠を置いたようにして膝の上にのせます。 
 
視線は一㍍ほど前におとすようにして、半眼にします。 
 
ぎゅうーっと 
目をつぶるのではなく 
薄目をあいている状態 
 
肩の力をぬいて腕、手首、指先までも力をぬいてゆったりとなり、 
全身の 
中心を下腹と腰において端然と座ります。 
 
調息数息観(ちょうそくすそくかん) 
 
座り方ができたら、次ぎに息をととのえます。 
 
まず息を静かに、細く長く全部吐きます。 
これ以上出せなくなったところでひと息止め、 
こんどはゆっくりと静かに息を吸います。 
 
目の前にうす紙がさがっていてもゆれないくらい 
静かに息の出し入れをするイメージです。 
 
息を吐く時に心の中で「ひとー」とかぞえ 
すうとき「つぅー」と言います。 
 
つまり息の往復で「ひとーつぅー」「ふたーつぅー」「みっーつぅー」とかぞえるのです。 
 
とかく雑念にとらわれがちな私たちの心を 
数の上にのせることに集中します。 
 
静寂の中、呼吸を整え、大きく息を吸って吐き、 
その自分の息を数える事を数息観(すそくかん)といいます。 
 
初学の者は息を数えることに 
集中することから始めましょうという観法です。 
 
雑念を払い座るという事は 
仏教の精神修養であることはもとより、 
心身の健康にもつながる意義があります。 
 
ひいては、とらわれない、かたよらない心、 
心を落ち着かせ 
物事を別の角度からみることができたりもするでしょう。 
 
このような落ち着いた心になって、 
はじめてお題目を唱える準備が出来たといえます。

2014/10/22 21:03 | 仏教全般お経の解説など | コメント(0) | トラックバック(0)

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